【ピッツバーグ=中島裕介】訪米中の鳩山由紀夫首相は25日夕(日本時間26日朝)、ピッツバーグ市内で記者会見し、インド洋での海上自衛隊による給油活動が来年1月で期限切れを迎えることについて「単純延長することは考えていない。その発想は今でも変わっていない」との認識を示した。日本の支援策としてアフガニスタンに対する職業訓練や農業指導などを検討していることを強調した。
経済政策に関して「今まで以上に消費を刺激する政策を大胆に行わないといけない」と指摘。「内需を振興させることに思い切って経済を転換させる」と述べ、内需拡大を中心とする経済成長を目指すとの考えを表明した。具体策として、子ども手当の拡充や暫定税率の廃止、高速道路の無料化などの着実な実行を挙げた。
温暖化ガスを2020年までに1990年比25%削減するとした日本の中期目標について「日本の科学技術力を展開させれば決して不可能ではない。十分自信はある」と言明した。
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