新聞を学校教育に活用するNIE(教育に新聞を)の一環として、西予市宇和町卯之町4の県立宇和高校(松本喜一郎校長)で24日、新聞記者の派遣講演があった。毎日新聞松山支局の柳楽未来記者(29)が、同校の2年生約140人に新聞の必要性や書き方などについて話した。
柳楽記者は、アスベスト問題についての毎日新聞の記事などを示しながら「正確な情報を伝えるだけではなく、地道な取材で世論を動かす調査報道も重要な役割」と新聞の必要性について話した。同校2年生は来週に出発する修学旅行について新聞を作る予定で、柳楽記者は「現場に足を運んでしっかり話を聞くことが大切。環境や医療など関心の高い問題を身近なところから見つめ、考えてください」と話した。
生徒たちからは「毎日どうやって記事を集めるのか」「正確に情報を提供するために努力していることは何か」などの質問が出された。
毎日新聞 2009年9月25日 地方版