社会

NLP予備施設指定新政府に働きかけ要請
(山口県)
米軍の原子力空母艦載機によるNLP夜間着艦訓練で岩国基地が繰り返し予備施設に指定されている問題で、市民団体は24日、岩国市に予備施設の指定をやめさせるため新政府への働きかけを強めるよう申し入れた。申し入れを行ったのは基地の撤去を求める市民団体。原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機による夜間着艦訓練は、24日から来月2日まで東京の硫黄島で行われる予定だが、米軍は岩国基地を悪天候などで硫黄島での訓練が実施できない場合の予備施設の1つに指定した。岩国基地が使用される場合の訓練期間は、来月1日から3日までで時間は、午後6時から午後10時となっている。市民団体はこれまでも県と市が予備施設に指定しないよう要請を行っているにも関わらず繰り返し予備施設に指定するのは
市民の声をまったく無視していると指摘し市は新政府のNLPに対する基本的態度を明らかにさせるため働きかけを強めるよう申し入れた。これに対し市の松林基地対策担当部長は「激しい騒音をもたらすNLPについては岩国基地での実施は容認できないとの市の基本姿勢は堅持する」と話し今後、県とともに予備施設に指定しないよう関係機関に文書要請を行うことを明らかにした。
[ 9/24 18:42 山口放送]