「地域医療を考える県民フォーラム」(県・地域社会振興財団主催、毎日新聞社など後援)が23日、津市一身田上津部田の県文化会館であり、約300人が参加した。
パネルディスカッションでは、県医師会の中嶋寛会長が「かかりつけ医を持つことで、医師を上手に使ってほしい」と発言。三重大医学部付属病院の竹田寛院長は「プライマリーケア(初期診療)ができる家庭医の育成を重視すべきだ」と提案した。
県立病院改革を進めている野呂昭彦知事は、「医師の育成は時間がかかり、医師不足はすぐには解決しない。限られた医療資源を活用するため、業界と連携していく」と述べた。【岡大介】
〔三重版〕
毎日新聞 2009年9月24日 地方版