(cache) 1千万横領容疑で逮捕へ 全精社協の元事務局次長 - 47NEWS(よんななニュース)
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  •  全国精神障害者社会復帰施設協会が運営していた福祉施設「ハートピアきつれ川」のホテル=栃木県さくら市

    1千万横領容疑で逮捕へ 全精社協の元事務局次長

     数千万円の使途不明金が発覚した社会福祉法人「全国精神障害者社会復帰施設協会(全精社協)」の資金約1千万円を着服した疑いが強まったとして、大阪地検特捜部は24日、協会の経理担当だった元事務局次長(58)に任意同行を求め、業務上横領容疑で取り調べる。逮捕状を取っており、容疑が固まり次第、同日中に逮捕する。

     厚生労働省からの補助金を福祉施設「ハートピアきつれ川」(栃木県さくら市)の運営資金に流用したり、裏金を捻出して政治献金に充てたりするなど、協会が不明朗な資金操作をしていた疑いもあり、特捜部は不正経理の解明を進める。

     捜査関係者などによると、元次長は2005年から昨年の間、協会の口座から複数回にわたり約1千万円を引き出し、着服した疑いが持たれている。

     元次長は取材に、資金の引き出しを認め「幹部の指示で政治献金などに使った。私的流用はない」と話している。

     使途不明金の一部は、自民党前衆院議員の政治資金パーティー券や、厚労省の元部長に渡したとされる商品券の購入に充てられたことが、内部調査などで判明している。

      【共同通信】