ＪＲ大阪駅北側の梅田北ヤード（大阪市北区）２期開発について話し合う「２期開発ナレッジ・キャピタル企画委員会」（委員長＝西尾章治郎・大阪大学副学長）の初会合が１７日、大阪市内のホテルで開かれた。環境をテーマにした知的創造拠点（ナレッジ・キャピタル）の具体化に向けた検討に着手し、環境先進地域・関西として取り組むべき戦略分野などについて意見を交わした。

　梅田北ヤード再開発については先行開発区域（７ヘクタール）が今年度中に着工する予定だが、２期開発（１７ヘクタール）も今年７月に、環境をテーマにした知的創造拠点の形成を盛り込んだ大阪駅北地区２期開発ビジョンが策定されている。

　今回の企画委員会は２期ビジョンの実現に向けた課題などを検討するのが目的で、初会合には大阪市の担当者や学識経験者、企業関係者らが出席。「新エネルギーや省エネに加えて、都市環境や水など対象領域を幅広くとらえるべきだ」などの意見が寄せられ、来年３月末までに結論をまとめることを確認した。