国内販売が開始されたね。
MusicomによるMIDIボリュームコントローラー、MVC。ちょっと長文で色々と書いてみた。
アンプのエフェクトループに接続することで、足元まで信号ケーブルを
引き回すことなく、MIDIによって足元からボリュームをコントロールすることが可能。
これにより、プリアンプ後の歪んだサウンドのまま音量を下げることが
出来るほか、足元までケーブルを引き回すことによる音質劣化を防ぐことが出来る。
以上がMIDIボリュームコントローラーの機能で、CAJ GVCA等も同じコンセプトで作られている。
両者の違いは、MVCのナイスポイントは、非常に小型であるということ。
RocksonicsやCAJといったメーカーによるものは、ラックマウントを前提と
しており、導入に際しては1Uないし1Uハーフといったラックスペースを割く必要がある。
MVCは非常に小型に設計されているため、ラックケースの裏側に設置することが可能だね。
次に、機能的な違い。
GVCAは以上のMIDIボリュームコントローラーを内部に2系統装備しており、
プログラムチェンジ、コントロールチェンジを各々設定できるため、両Ch.を
組み合わせることでプログラムチェンジによってボリュームをリコールしつつ、
エクスプレッションペダルでボリュームを操作することが出来る。
それに対して、今回リリースされたMusicom MVCに内蔵されるMDIボリューコントローラーは1系統。
プログラムチェンジ、コントロールチェンジ。どちらかでボリュームをコントロールすることが出来る。
つまり、MVCのユーザーは、
・ プログラムチェンジでプリセット毎のボリュームをリコールする
・.MIDIコントローラーに接続されたペダルでボリュームをコントロールする
という2つの機能のどちらかを選択することになる。
小型で、どちらも出来るなんていうのは、甘い話かな(笑)
ただ、MVCのような小型MIDIボリュームコントローラーを導入するシステム
というのは、構築する段階でビジョンが非常に明確であるべきで、MVCを
どちらに設定するかを選択するのにそれほど迷いは生まれないはず。
しっかりとビジョンを持ってシステム構築することが大事!ということを
示しているナイスプロダクトだと思う。
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