色の異なる稲で田んぼに姫路城を描く「ひめじ田宴アート」が見ごろを迎えている。姫路市夢前町玉田の田んぼ(1・6ヘクタール)に古代米など6種類の稲約30万株で描いたもので、緑の田んぼに紫や黄色の姫路城や千姫が浮かび上がっている。10月下旬まで見られるが、今月下旬ごろまでが特に見ごろという。
JA兵庫西や地元農業法人らでつくる実行委が主催し、今年で2回目となる。姫路城は今秋から大修理に入るため、新たな観光資源にしようと企画し、デザインは地元高校生から公募した。6月下旬には約1000人が参加してドット表通りに稲を植え替えた。
近くの観光地・書写山が鑑賞スポットで、ロープウエーや標高300メートル付近にある仁王門あたりからよく見える。実行委は「これから千姫の服の部分などが赤く色付き、奇麗になります」と話している。【久野洋】
〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2009年9月14日 地方版