中米ホンジュラスで6月に起きたクーデターで国外追放され、大統領の職を追われたセラヤ氏が、21日、帰国を強行し、首都テグシガルパ入りしました。
セラヤ氏は6月、大統領再選を狙い、憲法改正に関する国民投票実施を画策し、これに反発する軍がクーデターを起こし、国外追放されました。
21日、帰国を強行したセラヤ氏は、現在、ブラジル大使館内におり、メディアのインタビューに対して「平和的な対話で問題を解決したい」と語りました。
クーデター後、発足したミチェレッティ暫定政権は、セラヤ氏に対し、帰国すれば国家反逆容疑で逮捕すると警告していて、ブラジル側に身柄を要求しています。
セラヤ氏の帰国を受け、セラヤ氏の支持者らがブラジル大使館前などに集結し、歓迎していますが、治安当局との衝突が懸念されていて、暫定政権は22日早朝まで夜間外出禁止令を出しました。(22日10:40)