(cache) 連立与党内で早くも波風 社民、国民新に不満 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 連立与党内で早くも波風 社民、国民新に不満

     民主、社民、国民新の連立与党内で、政策調整や意思決定システムの在り方をめぐり見解の違いが表面化し、波風が立ち始めた。民主党が「政治主導」を実現させるため、政策面などで実績がある3党の人材を政府に集中させる一方、社国両党が求める「国家戦略室」への参加などにはゼロ回答だったからだ。両党幹部は「本当に連立政権と思っているのか」と不満を募らせている。

     「十分な意思疎通ができていない」。社民党の重野安正幹事長は18日、国民新党の幹事長、政調会長らと会談を終え、国会内で記者団にいら立ちをあらわにした。 不満の背景には、鳩山内閣の発足後、3党幹事長会談が一度も開かれていないことがある。政策責任者による協議の場がいっこうに設定されない現状も輪をかけた。社民党内には、辻元清美国対委員長が国土交通副大臣に“一本釣り”された異例の人事に「嫌がらせか。副大臣ポストはいらない」との声さえある。

     鳩山内閣で予算の骨格を決め、政策調整の司令塔ともなる国家戦略室をめぐっても不協和音は隠せない。18日の閣議を経てスタートしたばかりだが、国民新党幹部からは「民主党では国家戦略室に関するペーパーが出回っているのに、われわれには相談も報告もない。せめて『こんな形で行います』と説明ぐらいあってもいいのではないか」と恨み節が漏れる。

      【共同通信】