2009年9月17日2時23分
記者会見するバーキンさん=都内の参院議員会館=中野写す
軍事政権下にあるミャンマー(ビルマ)の民主化を呼びかけるフランスのシャンソン歌手で女優のジェーン・バーキンさん(62)が15日、都内の参院議員会館で、超党派でつくるアムネスティ議員連盟の国会議員と意見交換した。バーキンさんは、日本は国連などを通じて「もっと大きな役割を果たすことができる」と述べ、軍政によって自宅軟禁されている民主化指導者アウン・サン・スー・チーさんの早期解放に協力を求めた。
バーキンさんは2年ぶりの日本公演のため来日した。軍政が最近、少数民族への弾圧を強めているとも指摘。記者会見では「軍政に外国からの金が流れないよう、経済制裁をもっと強めるべきだ」と訴えた。
バーキンさんは99年にスー・チーさんとヤンゴンの仏大使館でひそかに会って以来、スー・チーさん解放やミャンマー民主化支援のために発言を続けている。(中野渉)