ここから本文エリア 民主3氏いざ国会へ2009年09月17日
■小沢環境相 強い意欲示す 民主党の鳩山政権が誕生した16日、環境相に就任した小沢鋭仁氏(山梨1区)ら同党に所属する県選出の衆院議員3人は、国会を舞台に政権与党の一員として、それぞれにスタートを切った。 ◇後藤氏・坂口氏も意気込み 前夜、鳩山氏から入閣を伝えられた小沢氏。ポストを明らかにしたこの日、「(環境問題は)人類が乗り越えなくてはならない課題だ。やりたい分野で、やる気は満々。(独自の構想は)かなりある」と、強い意欲を見せた。 大きな課題に直面することになった小沢氏だが、これまで衆院環境委員長や党の地球温暖化対策本部副本部長を歴任し、民間企業関係者との勉強会を重ねるなど、人脈を築いてきたという。 小沢氏は「民間の皆さんと仕込んだネタがいくつかある。ともに力を合わせていこうと呼びかけたい」と話した。 3期目の後藤斎氏(山梨3区)は、衆院本会議場で後ろから2列目の席を指定された。国会では、前列に多くの新顔が座る慣習。「もう中堅議員の一人だ」と自覚を新たにしたという。党の「次の内閣」で国土交通副大臣を務めたほか、常任委員会の理事を歴任した経歴から、閣僚に次ぐ重要ポストに就く可能性もある。県内の農業関係者からは、農林水産省出身という経歴を生かし、農業分野での活躍を期待する声も寄せられている。 後藤氏は「一議員として、与えられた仕事をするまで。国民の皆さんの負託に応えたい」と話す。高速道路の通行料の原則無料化や農業再生についても意欲的だ。 新人の坂口岳洋氏(山梨2区)。前日に党が新人議員を集めて開いたガイダンスで、党幹部から「議員に先輩も後輩もない」と指導され、夜は秘書と2人で杯を交わしながら、1年生から議員立法を目指すことで意気投合したという。 早朝の街頭演説を今後も続け、地元から毎日国会に通う考え。「農業や観光問題に取り組みたい。地域振興につなげたい。すべてはこれからが勝負。焦らず、気後れせず、自然体で臨んでいきたい」と意気込みを語った。(床並浩一)
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