鳩山新内閣
省ごとに議員会議 小沢氏通達 政策決定に与党関与 (09/19 09:29)
民主党の小沢一郎幹事長は18日、民主党会派の全国会議員に対し、政府の政策決定に関与する仕組みを示す文書を通達した。副大臣主催の「各省政策会議」を新設し、与党議員の政策提案を政府側に反映できるようにする。「政府・与党の一元化」を掲げる民主党政権だが、ここで意見調整に手間取れば政策決定が滞りかねず、今後の政権運営の火種にもなりそうだ。
「政府・与党一元化における政策の決定について」と題する内部文書で、議員のみに通達した。党を仕切る小沢氏が政府をけん制したものとの見方も出ている。
各省政策会議は「政府の会議」と位置付け、厚生労働、国土交通など省ごとに設置する。政府側からは副大臣、政務官が出席し、社民、国民新を含む与党議員に政策案を説明。議員は自由に意見、提言し、副大臣は責任を持って閣僚に報告するとしている。各種団体からのヒアリングも想定し、議事録要旨は公開する。
民主党は、衆院選マニフェスト(政権公約)で「政策決定の政府・与党一元化」を宣言。小沢氏の通達文書も前段で「党の政策調査会の機能はすべて政府に移行する」と表明している。だが各省政策会議は、政策をめぐり政府と党の二元体制を招くおそれがある。
-
【特集企画】
鳩山首相のプロフィール
鳩山語録
鳩山氏、道内出馬のいきさつ
鳩山新内閣記事一覧
19日
- 高速道無料化は対策に逆行せず 温暖化、渋滞が原因と経産相 (11:30)
- 「刑事被告人適さない」 外務委員長鈴木代表就任で紛糾 (09:28)
- 省ごとに議員会議 小沢氏通達 政策決定に与党関与 (09:29)
- 「返済猶予」年内実施を検討 亀井金融相 (09:01)
- 亀井担当相「後任は私が探す」 日本郵政の西川社長後任で (08:30)
18日
- 政務官25人を閣議決定 厚労山井、総務長谷川氏 (09/18)
- 核密約は歴史的事実 米国務次官補、日本の調査に理解 (09/18)
- 補正見直し30基金の大半中止へ 官庁整備費も取りやめ (00:21)
- 概算要求基準は設定せず 財務相、10月初めに方針 (09/18)
- 地域主権室を新設 トップに逢坂氏 地方分権を担当 (08:08)
- 首相、23日に米韓首脳と会談 ニューヨークで (09/18)
- 国交相、全国143ダム見直し サンル、当別も対象に (09/18)
- 一括交付金、11年度から導入 原口総務相が表明 (09/18)
- 経産相、エコポイント停止対象外 環境相も来年度継続の考え (09/18)
- 厚労相、保険料上昇抑制で措置 後期医療廃止で (09/18)
- 文科相、来年度から高校無償化 教員養成、見直しも着手 (09/18)
- 副大臣22人を決定 国交に馬淵、辻元氏 (09/18)
- 補正執行停止 首相、事業洗い出し指示 10月2日期限に (09/18)
- 郵政グループ、3社に再編 持ち株会社が郵便2社吸収 (09/18)
- 新幹線札幌延伸着工先送りも 国交相、事業効果を精査 (09/18)
- 外相、日米安保の再定義目指す 普天間移設は年内判断 (09/18)
- 母子加算復活早期に 厚労相「後期高齢者」は廃止 (09/18)