民主、社民、国民新の与党3党は17日、国会内で、鳩山政権発足後初の国対委員長会談を開き、臨時国会を10月中下旬に召集することを確認した。新政権が掲げる政策決定の「内閣一元化」に対し出席者から「(政府が)いくら立派な法案を作っても、通すのは国会の現場だ」(辻元清美・社民党国対委員長)など、注文が出た。
民主党内にも「いかにも内閣に全権限があるような考え方じゃ困る」(幹部)との警戒感が強まっている。同党の山岡賢次国対委員長は17日、記者団に「(政府が)何を考えていただいても、国会で実現されなければ何も残らない」とクギを刺した。【近藤大介、笈田直樹】
毎日新聞 2009年9月18日 0時15分