社会
中国電力に県が厳重注意
(山口県)
海上封鎖を続ける祝島の島民らに対して中国電力が行き過ぎた発言をしたとして県が16日、中国電力の役員らを呼び口頭で注意していたことが明らかになった。これは17日、埋め立て工事の中止を求める共産党県議団の申し入れの中で明らかになったもの。中国電力は海上封鎖を続ける祝島の島民らに対し、船上からマイクで、工事に協力するよう呼びかけているが、12日に「1次産業だけで祝島が良くなるとお考えですか」、「中には帰りたい人もいるはず」などと発言した。島民らは「挑発的だ」などとして強く反発しているが、県としても「理解を得るという範疇を超えた行き過ぎた発言」とし16日、中国電力の担当役員と上関原発準備事務所の所長を呼び発言を慎むよう厳重に注意し、引き続き事故のないように作業を進めることを求めた。県は「中国電力には真摯に努力してもらうしかない」などと述べ、中国電力への作業の中止要請は考えていないとしている。[ 9/17 19:50 山口放送]