16日午前9時半ごろ、笠岡市横島の県立笠岡工業高校(中桐上雄校長)のグラウンドで、体育祭の砲丸投げ競技の練習中、同校2年の男子生徒(17)=浅口市寄島町=の額に、別の生徒が投げた砲丸(直径10センチ、重さ4キロ)が当たった。生徒は病院に搬送されたが、頭の骨を折る重傷。意識はあり、命に別条はないという。
同校によると、男子生徒は計測係を担当。投てきした生徒が「危ない」と声をかけたが、振り向いたところに砲丸が当たったという。けがをした生徒は、投てき位置から約8メートル20センチ離れた場所にいた。
グラウンドには2年生39人がおり、砲丸投げ競技には12人が参加していた。笠岡署は、学校側の安全管理に問題がなかったかどうか調べている。【松井豊】
毎日新聞 2009年9月17日 地方版