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農相、戸別補償を複数地域で実施 10年度にモデル事業

記者会見する赤松農相=17日午後、農水省

 赤松広隆農相は17日、共同通信などのインタビューに応じ、コメなどの販売農家に生産費と市場価格の差額を補てんする戸別所得補償制度について、10年度は地理的な条件が異なる複数の地域でモデル事業を実施する方針を示した。
 農相は「(例えば)北海道でやるのと香川県でやるのでは全然違う」と述べ、地域を選んで先行実施し、11年度からの本格実施に向けた制度設計を進める考えを表明した。農林水産省内に作業チームを設け、詳細を検討させる。
 日米自由貿易協定(FTA)をはじめとする貿易交渉については「小沢(一郎)さん流に割り切れるかというと、そうはならない」と述べ、戸別所得補償を導入した後でも、関税などによる国内農産物の保護が不可欠だとの考えを示した。
 農相はインタビューに先立ち農水省で会見し、民主党政権発足直前の農水省元幹部らによる天下りについて「天下りを受け入れることでかえって損するという風土をつくらないといけない」と指摘。関係団体への10年度の補助金や交付金を削減する方針を示した。


2009年09月17日木曜日

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