【モスクワ大前仁】ロシアのメドベージェフ大統領は15日、モスクワで開いた外国のロシア問題専門家との会合で、鳩山次期政権との北方領土交渉の展望について「極端な立場から離れることで(交渉が)成功できる。新首相にこのアプローチを提案したい」と語り、日本側に四島返還の要求を放棄するよう求める考えを示した。
大統領は衆院選における民主党の勝利に関して「歴史的な出来事」と評した。今月24日から米ピッツバーグで開く主要20カ国・地域(G20)首脳会合を利用し、鳩山由紀夫・次期首相との会談を希望する考えをにじませた。
毎日新聞 2009年9月16日 13時14分(最終更新 9月16日 15時04分)