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〈鳩山首相、就任会見の全文〉(9/10ページ)

2009年9月16日20時28分

写真:就任後初めての記者会見に臨む鳩山首相=16日午後6時26分、首相官邸、飯塚悟撮影就任後初めての記者会見に臨む鳩山首相=16日午後6時26分、首相官邸、飯塚悟撮影

 ――総理が提唱されている東アジア共同体なんですが、それは今後の外交日程の中で、どういった形で国際社会に提起していくお考えなのか? 共同体がですね、アジア共通施策というか、考えがですね、アメリカでは、アメリカ離れとか、ドル離れを指向しているのではないかという見方もされているようですが、こういったことに対して、どのように答えられるか?

 ご案内の通り、ある意味での友愛という精神というものがスタートラインでありまして、それが欧州連合(EU)においては共通のユーロという通貨まで展開をしていったということでございまして、私はある意味で、かなり体制も違う国々もあるわけではありますけれども、アジアにおいて、特に東アジアにおける共同体というものを中長期的にみて構想することは、私は正しい道のりだと、そのように考えております。

 その発想は決してドルというものを、あるいはアメリカというものを除外するつもりではありません。むしろ、その構想の先に、私はアジア太平洋共同体というものを構想するべきだと、そのように思っておりまして、アメリカ抜きで必ずしもすべてできると思ってもおりません。

 このような構想はできるだけ早い時期に、すべて、どこまで詳細にお話しするかということは別にいたしまして、何らかの形で今度、国連でも演説をする予定でもございます。そのような中で、頭出しぐらいはしてみようかな、そんな風に考えているところでありますが、まだ、そこのところは詰めている状況ではありません。

 ――故人献金問題についてお伺いします。故人献金問題について、鳩山総理は説明責任を十分果たしたという立場を一貫してとられていますが、臨時国会等でですね、野党の厳しい追及を受けるのは必至だと思います。この故人献金問題を抱えたままでの政権運営への影響についてと、今後の新たな説明のお考えはあるかどうか、についてお願いします。

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