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〈鳩山首相、就任会見の全文〉(8/10ページ)

2009年9月16日20時28分

写真:就任後初めての記者会見に臨む鳩山首相=16日午後6時26分、首相官邸、飯塚悟撮影就任後初めての記者会見に臨む鳩山首相=16日午後6時26分、首相官邸、飯塚悟撮影

 ――先ほどの予算編成の絡みで1点確認と、もう一つ内閣について1点あるんですが、予算編成が当面、喫緊の課題となるわけですが、その司令塔が国家戦略局が司令塔なのか、財務省が担うのか、ということ。今後、どっちが司令塔なのかというのと、もう一つは、総理が幹事長時代に西松建設の違法献金事件を巡って、「国策捜査だ」ということをおっしゃいました。今回政権をとられて、その考えが変わらないのかという点と、法務大臣のポストを選ばれる時に、国策捜査ということのご認識に立たれるのであれば、考慮された点があるのかどうか、という点についてお願いします。

 まず、予算編成に関してでありますが、私は国家戦略室にいわゆる骨格というもの、予算の骨格というものを議論していただく。いわゆる詳細に対する設計というものではなくて、骨格の設計を国家戦略室にお願いを申し上げたい。そのように思いながら、国家戦略室を作った次第であります。

 従いまして、その骨格に対して、しっかりとした骨組みから、精緻(せいち)な内容に仕立てあげていくのが財務大臣、あるいは財務省中心とする役割だと、そのように認識しております。

 ただ、双方がですね、またある意味での、行政刷新会議も含めて、どのくらい無駄遣いというものを削減することができるかというものも絡んでおるものですから、その三者が、ある意味で一体的に議論を進めながら、役割分担というものをおこなっていくべきだと、そのように考えております。

 それから、西松建設に対して「国策捜査」という言葉を一度使った次第でございますが、私は二度は使わなかったつもりでございます。すなわち、一度使ったことに対するある種の反省の思いを含めて、その言葉を遠慮しているところでございますので、そのような立場だとご理解を願いたい。

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