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〈鳩山首相、就任会見の全文〉(3/10ページ)

2009年9月16日20時28分

写真:就任後初めての記者会見に臨む鳩山首相=16日午後6時26分、首相官邸、飯塚悟撮影就任後初めての記者会見に臨む鳩山首相=16日午後6時26分、首相官邸、飯塚悟撮影

 何せまだ、ある意味で未知との遭遇、経験のない世界に飛び込んでまいります。政治主導、国民主権、真の意味での地域主権のために、様々な試行実験を行っていかなくてはなりません。したがって、国民の皆様方も、辛抱強く新しい政権をお育て願えたら、大変幸いに思っております。そのような思いの中で、連立政権を樹立をする決意を固めた次第でございます。

 あくまでも国民の皆様のご期待に応えるような新しい政治を作りたい。その思い一つで連立政権を樹立いたした、その思いをみんなでかみしめながらスタートしたいと思っておりますので、国民の皆さんにもご辛抱の中で、ご支援ご指導をいただきたいことを祈念いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

 【質疑応答】

 ――鳩山政権で当面最重要視する政策課題は? 子ども手当では依然、財源の問題が言われる。予算の執行停止などで、景気の腰折れが懸念されているがどう折り合いをつけるか?

 重視する政策課題ですが、言うまでもありませんが、マニフェスト、連立政権ですから、その中で合意した中身を実現していくということです。民主党としては、その中でも、特に子ども手当、暫定税率の撤廃とか、国民の家計を刺激する施策をまず真っ先に行いながら、まだまだ景気の先行きが見えてこない中で、国民の皆様に「ああ少しは懐具合が良くなっていきそうだな」「この政権に期待ができるな」と思って頂ける施策を実現していくに尽きると思っております。

 そうすると財源の問題が出てきますが、事業仕分けをしっかりと行っていく行政刷新会議を稼働しながら、各省庁に徹底的に無駄をなくす方向で努力を願いたいと考えております。それなりのめどは立ちつつあるのではないかと考えておりまして、財源も少なくとも初年度分、7兆円あまりは十分にめどがたつのだと確信しています。

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