中年女性では、肥満とうつ病が併存することが、米国の研究で明らかになった。研究では、健康プランに登録した40~65歳の女性4,641人を対象に、身長、体重、食事や運動の習慣、自分の体形に対する満足度などの情報を収集。また被験者は、うつ症状の評価に用いられる質問(PHQ)に回答した。
その結果、臨床的にうつ病を有する女性では、肥満(BMI:ボディ・マス・インデックスが30以上)の頻度が2倍以上高く、肥満女性ではうつ病の頻度が2倍以上高いことが明らかになった。
また、BMI30以上の女性は運動量が最も少なく、体形に対する満足度が最も貧困であり、BMI30未満の女性よりカロリー摂取量が20%多かった。肥満とうつ病の関連性は、婚姻状況、教育、喫煙、抗うつ薬の使用などの要因を考慮しても変わらなかった。
研究著者でGroup Health Cooperative(シアトル)精神科医のGregory Simon博士は、うつ病と肥満には相互に関連性があるとし、「体重が増加するとうつ病になりやすくなり、また、うつ病になると減量がより困難になる」と述べている。
過体重を恥辱だと思うことが自尊心を傷つけ、減量の意欲を失わせてしまう。Simon氏は「これら中年女性は無知ではない。希望がもてないだけだ。肥満女性が自尊心を取り戻すためには、体重を減らすことが助けになる」と助言している。研究結果は、医学誌「General Hospital Psychiatry」1/ 2月号に掲載された。(HealthDay News 1月14日)
http://www.healthday.com/Article.asp?AID=611618
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