2009年9月13日9時18分
タイの「難民キャンプ」から8月下旬にラオスへ送還されたブアセン・リーさん(手前)=ラオス中部トンナミ村、山本写す
8月下旬に送還されたブアセン・リーさん(48)は、ラオス中部トンナミ村で子どもら10人と暮らす。父親は米国の協力者として00年に軍に殺され、自身も過去に警察に右足を撃たれたという。
帰国時に政府から受け取った援助金はあっという間になくなり、仕事もない。自宅には警官が定期的に見回りに来る。「常に監視され、生活も食べるのがやっと。不安と恐怖でどうしたらいいか分からない」