日本棋院棋士で弘前市出身の行方尚史八段が12日、同市のヨークカルチャーセンター将棋教室(三浦行講師)を訪れて多面指しなどで指導、子供たちに刺激を与えた。
 同教室は弘前市内の小・中・高校生らを対象に将棋のイロハから本格的に教えており、現在17人の生徒が熱心に学んでいる。行方八段は13日の陸奥新報社主催・福井資明九段追悼将棋大会の審判長としてひと足早く来弘、この日午後教室を訪れた。子供たちは行方八段の「何でも聞いてください」の言葉に、早速多面指しでの指導を受けた。
 行方八段は7人と一度に対戦するなど、一手一手丁寧に指しながら全員と対局。終わった後は大事なポイントの局面に戻り、いろいろな指し方を指導するなど、子供たちと学び楽しんでいた。
 子供たちは13日の大会に大勢が参加する予定となっており、行方八段の指導に刺激を受け、自信を深めた様子を見せていた。
【写真説明】子供たちに指導する行方八段