2009年9月13日1時54分
「よもやま噺(ばなし)」で語る桂米朝さん=12日午後、東京・大手町、安冨良弘撮影
「桂米朝一門会」の「よもやま噺(ばなし)」で語る、桂米朝さん=12日午後、東京・大手町、安冨良弘撮影
入院中の落語家で人間国宝の桂米朝さん(83)が12日、東京都千代田区の日経ホールで開かれた一門会に出演した。7月下旬に脳幹梗塞(こうそく)で兵庫県内の病院に入院して以来、初めて公の場に元気な姿を見せた。
米朝さんはいすに座り、弟子の桂米左さん(44)、孫弟子の桂南光さん(57)との「よもやま噺(ばなし)」に登場。体調について聞かれると、「調子よろしい」。米朝の名跡の話題になると、「みんながちょっと寄って相談してもらいたい」「入札や」と冗談めかして語り、会場を沸かせた。
今回は担当医から外出許可を受けての出演。所属事務所によると、今後予定されている落語会などの出演は体調を見ながら決めていくという。