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【政治】

鳩山代表、核密約の調査を明言 共産党委員長と会談

2009年9月10日 20時09分

 国会内で会談に臨む(左から)共産党の穀田国対委員長、市田書記局長、志位委員長、民主党の鳩山代表、岡田幹事長、山岡国対委員長=10日午後

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 新政権の首相となる民主党の鳩山由紀夫代表と、外相に内定した岡田克也幹事長は10日午後、国会内で志位和夫共産党委員長らと会談し、米軍の核搭載艦船の日本通過・寄港を黙認していた日米両政府の「核密約」問題について、実態解明に向け政権発足後に調査を行うと明言した。

 外務省は「密約はない」との立場を崩していないが、衆院選で政権交代が決まったのを受け「新しい政権になったときに指示を仰ぎながら必要な対応を取る」(藪中三十二事務次官)と、調査には協力する姿勢を示している。調査の進展によっては、政府見解が変更される可能性も出てきた。

 共産党側は席上、米政府で過去に公開した関連資料(日本政府の働き掛けで現在は非公開)を鳩山氏らに提供。新政権で調査に取り組むよう要請した。岡田氏は「鳩山代表も私も密約問題については、明らかにすべきだとの立場だ」と述べ、外務省の事務当局に調査を指示する考えを示した。

(共同)
 

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