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1日病院実習:高校生20人、県立多治見病院で /岐阜

 深刻な医師不足の中、将来の医師確保につなげるため、高校生に医療現場を体験してもらい医師の役割の重要性を実感してもらう「1日病院実習」が9日、県立多治見病院(舟橋啓臣院長)であった。県内から20人が参加し、緊張した面持ちで医師らの動きを見守った。

 「救急の日」の企画として、大学の医学部に進学し将来、医師になることを真剣に考えている高校2年生が対象。医師になって2年目までの臨床研修医と行動を共にして、病院の存在を身近に感じてもらう狙い。

 舟橋院長から、医療現場のさまざまな問題について説明を受けた後、高校生は班ごとに分散して現場へ。手術前の「手洗い」や手術衣の着用から学び、汚れた水が体につかないよう細心の注意を払う医師の真剣な動作に注目した。患者の同意を得て手術室にも入り、麻酔や実際の最新手術の様子も見学した。人体を模したシミュレーターでの切開・縫合トレーニングも体験した。

 瑞浪市在住の県立多治見北高2年、田中麻莉子さんは「将来は医師になりたくて実習に参加した。現場をしっかり見学し、今後の進路に役立てたい」と話した。【小林哲夫】

毎日新聞 2009年9月10日 地方版

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