2009年09月09日(水)
終焉の銀河
赤城鋼鉄名義で
ドラゴンエイジに連載していたキャリバーマイスターが
終了しました。応援して下さった方々本当にありがとうございました。

でも無事終了というわけにはさすがに言えません。
公開する日記に愚痴を書くのはなるべく控えてましたが
さすがに今度ばかりはぼやきたいので書かせていただきます。

スレイヤーズが終わってから新連載の企画を通してくれると
担当さんが頑張ってくれたので二人で半年かけて
企画を練り上げ第一話のネームを完成させました。

一緒に頑張ろうと張り切って行こうと手を振り上げた瞬間

「担当編集が変更になります」
なんてハプニング、ありえないです。

さらに連載開始という時に雑誌のリニューアルで
豪華作家陣が連なる中で人気上位に入らなきゃ打ち切りなんて
言われていた時からもう半ば諦めモードに入ってました。

それでも練りに練った企画だったので全力を出し切るつもりでしたが

前担当さんと半年かけて出来上がってたネームは
「これじゃ売れないよ」と一蹴、全否定、もちろん抵抗を試みましたが
「それじゃあ載せないよ」的な威圧で押し通され
当初と全く違う自分でも納得のいかない1〜2話を
なんとか仕上げてました。

そして3話以降から本来描くべき内容を
頑張って伝えていこうとネームを切ってる途中に
「1〜2話のアンケート結果が駄目だったので打ち切りね」
そりゃもうあっさりと。

本来描くはずの内容を編集の言われた通りに変えたのに
その結果で打ち切り決定、

自分の勝手な思い込みですが
ああ、なるほど、リニューアルに他の人気作家を呼びたいから
早く出て行って欲しいんだな、と思って泣きました。

ただそれでも自分の力不足には違いないので
3話以降はもう徹底的に自分の描くべき物を描く、と
3〜5話に本来の描くべき内容を押し込みました。

編集からは
「適当にジャン○的な 俺たちの戦いはこれからだ、で終わらせとけばいいでしょ」
なんて事を言われ
ああ、本当に最初から打ち切る気満々だったんだなと確信し、
全てが吹っ切れたので
編集の意見を全力で跳ね除け押し切りました。
とにかく自分の本来の漫画、伝えたい事を全力で描くと。

もちろん結果は何も変わりませんでした。
それどころか遠まわしに
「打ち切り漫画は単行本出さないかもしれないから覚悟しといてね」
「君の色塗りじゃ売れないから彩色は外注と思うんだ」
などともはや作家としてすら扱われていない事に
もう自信を無くしかけていました。

しかし読者投稿のページで看板漫画だらけのランキングに
自分の漫画のキャラがランクインしていたり
ベストコマランキングにも入選してたりと
応援してくださっていた読者の皆さんには
しっかり伝わっていたんだなと実感し涙が出ました。

編集側には全く伝わってなかったけど
読者側、本当に読んで欲しい人にはしっかり自分の声が伝わっていた。
それだけで自分の頑張ってきたこの半年は
無駄ではなかったんだなと確信しました。
応援して下さった皆様のおかげで立ち直る事が出来ました。

これからも頑張れます。みんなに力を貰ったたから。
応援してくれる読者の皆さんが支えてくれるから。
漫画を諦めません。これからも。皆様本当にありがとうございました。


ああ…やっぱり愚痴を書くと空気が悪いなあ…
とりあえず抱えてる残りの仕事が終わったら
スパロボ学園とDQ9だ!

2009-09-09 17:50 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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