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アフガン再増派へ 米が日本に一層の貢献要求か 鳩山も困った?!

2009.9.9 19:09

 【ワシントン=有元隆志】オバマ米大統領はイスラム原理主義勢力タリバンとの戦闘が続くアフガニスタンに、米軍を再増派するか数週間以内に決断を下す。専門家らは再増派の場合、北大西洋条約機構(NATO)加盟国や日本などにも一層の貢献を求めると予想する。日本の民主党新政権はインド洋での海上自衛隊による給油活動の撤収を公約としているが、代替となる貢献策のとりまとめを早急に迫られそうだ。

 米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ハムレ所長(元国防副長官)は産経新聞に対し、アフガン情勢について「悪化しているが、壊滅的ではない。好転のチャンスはある」と述べた、そのうえで、「もし軍事的に勝っていないとしたら、政治的解決を見いだすことはできない」として、オバマ大統領が再増派に踏み切るとの見方を表明した。

 その際、オバマ政権が鳩山新政権に対して、「グローバル・パートナー」として、アフガンでの貢献継続を求めることになるとの見通しを示した。

 ルース駐日大使に対日政策を助言してきたスタンフォード大のダニエル・オキモト名誉教授も「オバマ政権が再増派に踏み切った場合、同盟国にもさらに協力を求めることになるだろう」と語った。

 日本の対応については「給油活動を終える場合、ほかの分野での協力など新しいイニシアチブを打ち出せば、一方的な撤退よりも影響は小さい」と指摘した。しかし、もし撤収だけした場合は「(日米の)同盟関係にマイナスを与える」と警告した。

 オバマ大統領は9月下旬にニューヨークで新首相となる民主党の鳩山由紀夫代表と会談する。また、ゲーツ国防長官が10月に来日する方向で調整が進められている。大統領やゲーツ長官は鳩山氏らに直接、アフガンでの貢献を求めるとみられる。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、アフガン駐留米軍トップのマクリスタル国際治安支援部隊(ISAF)司令官は今後、少なくて1万人から1万5000人、多ければ4万5000人の再増派を要請する可能性があるという。

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