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10年度はマイナス予算も選択肢=景気対策からの脱却視野−民主政調副会長

9月9日2時33分配信 時事通信

 民主党の大塚耕平政調副会長は8日、インタビューに応じ、2010年度予算編成で財政出動を伴う景気対策からの脱却を検討する考えを明らかにした。「予算規模を圧縮するという選択肢も念頭に置く」としており、経済状況を踏まえながら前年度当初予算比でマイナスとなる可能性もあるという。麻生政権下での09年度一般会計当初予算は、昨秋以降の急激な景気悪化に対応するため、過去最大の88兆5480億円に膨らんでいた。
 マイナス予算は、財政再建を掲げた小泉政権下で2回編成されているが、国の一般会計は社会保障費が毎年増大しており、減額は容易でない。
 また、財政法が規定している会計年度ごとに予算を作成する単年度主義に関しては「(省庁が)配分された予算をすべて使い尽くす発想になりやすく、予算の硬直化、肥大化を招いた」と弊害を指摘。複数年度にまたがって予算編成する複数年度予算は「十分検討に値する」と言明した。 

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最終更新:9月9日3時21分

時事通信

 

大塚耕平

大塚耕平(おおつかこうへい)
所属院 選挙区 政党:
参議院 愛知県 民主党
プロフィール:
1959年10月5日生 初当選/2001年 当選回数/2回

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