2009年07月19日

肝炎医療費助成法案

こんばんは。

先日、与野党から提出されていた、肝炎に関する法案が廃案となってしまいました。

2年前、全ての肝炎患者の支援法を、薬害被害者の救済法と、同時並行して成立して欲しいとの原告をはじめ患者の声を受け、民主党から「医療費助成法案」が提出されましたが、審議拒否され廃案となり、今年3月に再提出され、速やかに審議し4月からの実施を目指して来ましたが成立しませんでした。あのまま国会が続いていたとしても、全くめどがたたなかったそうです。

ならば、選挙をし、すぐに再提出すれば、10月からの実施が可能です。

民主党案は、医療費助成を所得に応じて、医療費上限0,1,2万。

B型肝炎向けの抗ウイルス剤の医療費助成もインターフェロン治療と同額で助成します。さらにインターフェロンなどが効かない重症の患者の支援についても民主党案では、患者代表が入った協議会で検討し、その結果に基づき速やかに実施すると明記しています。


与党は、予算措置で所得に応じての1,3,5万で、インターフェロンの助成のみ。しかし、前年度は、結局治療を開始する患者は増えず、予算は半分余っています。それを考えると、今の予算内で、上限0、1、2万円の医療費助成が出来るはずです。

また、民主党案は、「国の責任によって。」と責任を明記し、与党は「不幸な出来事」としています。


与党の案では、今の政策からの進展がないので、与野党協議を申し入れていましたが、審議拒否され続け、廃案となってしまいました。

選挙後、再提出し、すぐにでも成立させたいです。

今のままでは、生きる力の弱いものたちは、生きていけなくなるかもしれません。

強いものの為の社会作りが行なわれ、私も、利益の為に虫けらのように踏み潰されそうになった命の一つです。

だから、どうしても許せない思いがあります。

お年寄り、子供、介護が必要な方、障害をもった方、病気になってしまった人・・・

自分だって、いつその立場になるか分からないはずなのに。

私は、未だ多くの肝炎患者が苦しんでいて、また治療の甲斐なく亡くなってしまった方がいる中で、自分だけが治ってしまったことが、申し訳なく、どうしても罪悪感を感じていました。

しかし、ならば、元気になった体で、すべきことがあるのではないかと今は思っています。

使命感とは、罪悪感から生まれてくるのかもしれません。



ennriko555 at 21:17 │この記事をクリップ!薬害肝炎