私の目にくるいわなかった。
いつの日か動く彼をみた。
その一瞬の動きと
目線と表情に
一目惚れした。
みつけた!
好奇心が抑えられなくなって
私は向かった。
私の目にくるいわなかった。
ときめいた。
頭の中で鐘がなかった。
初めて目と目をあわせて
話をした。
頭の中で惑わさせれるなって
自分にいい聞かせながら。
顔立ち体型すべてルックスはもちろん
肩幅の厚みから
腰から下にかけて
日本人にはなかなかいない細いスタイル。
口角のあがり方
笑った時に
目の横にできるシワから
痩けた輪郭
全てが
どんぴりゃにタイプだったのに驚いた。
そして良くも悪くも私を
ドキドキさせ
天国から地獄へおとす
性格…
知り合ったその日
私は
カッコイいとは一切口にしなかった。
向こうからはいいんだか
ちょっと失礼なんじゃないかとおもったけど
あながち後半部は、
間違っていない事をいわれた。
ルックス全てがパーフェクトやねん。
でも
性格はまだわからへん。
悪女かもしれへんから。
今でも鮮明にやきついているわ
君が言ったその
言葉。
私は誉められているのかけなされているのかわからず
ただ身を任せた。
それからいつくもの
夜がやってきた。
今も同じ空の下
状況はお互い
変わったけど
人類の中にそう思える人が一人でもいてよかったと思う。