空爆で市民ら90人死亡 アフガニスタン北部【カブール共同】アフガニスタン北部クンドゥズ州で4日、反政府武装勢力タリバンに略奪されたガソリン輸送トラックを、北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF)が空爆、州知事によると市民とタリバンのメンバー計約90人が死亡した。 ISAF側は空爆を認めた上で「武装勢力を攻撃した。市民に死者が出たとの情報は今のところない」としているものの調査中であることを明らかにした。 州知事によると、タリバンは3日、ISAFに補給するガソリンを積んだトラック2台を略奪。タリバンのメンバーのほか市民がガソリンを得ようと周囲に集まっていた。死者の半数は市民としている。 内陸国のアフガンに展開するISAFや外国軍は周辺国を経由して物資を輸送しており、タリバンは輸送路での攻撃を繰り返している。クンドゥズ州はタジキスタンと国境を接している。 8月30日にはパキスタン南西部バルチスタン州にあるアフガン国境との町チャマンで、ISAFにガソリンなどを補給するトラック15台が爆発、炎上した。 【共同通信】
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