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川勝知事:市長会・町村会と意見交換会 医療問題、意見・要望相次ぐ /静岡

 ◇民主政権見て対応の考え

 川勝平太知事は3日、県市長会(会長・小嶋善吉静岡市長)と県町村会(会長・村松藤雄森町長)との意見交換会に出席した。22市長と12町長が出席し、医科大学誘致や自治体病院経営への意見や要望が相次いだ。川勝知事は「命にかかわる問題なので全力で取り組みたい」と応えた。

 川勝知事が7月の就任後、市長会や町村会と意見交換会を開いたのは今回が初めて。今後3者は定期的に意見交換会を開くことを確認した。

 伊豆市で開いた会合に出席した市長は相次いで医療問題を指摘。磐田市の渡部修市長は「500床の市立病院を何とか維持しているが、18万市民で支えるのは大変だ。援助をお願いしたい」と要請。御殿場市の若林洋平市長は「救急で本当に必要なのは小児科、産婦人科、外科、心臓系だ。こうした専門医を育てるようお願いしたい」と述べた。

 川勝知事は医師確保策について「民主党政権に代わり、新しい大学を作っていいということなら作る方向にしたい」と述べ、近く発足する民主党政権の動向をにらんで対応する考えを示した。

 小嶋会長は医科大学に関して「誘致合戦は避けるべきだ」と指摘し、地域間での誘致が加熱することにくぎを刺した。【田口雅士】

毎日新聞 2009年9月4日 地方版

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