西条市が公設民営化の方針を示している市立周桑病院について、市民グループが3日、市直営の病院としての存続を求める8717人分の署名を市に提出した。
提出したのは、同病院の存続を求めている「西条市立周桑病院を守り、充実させる会」(川原光明会長)。署名は今月2日までの2カ月間、同市内を中心に集め、市直営での存続のほか、医師や看護師を確保しての医療充実、救急医療体制の確保を要望している。9月定例市議会で、病院の公設民営化関連の議案が提案されていることに関し、川原会長は「基本的に賛成できない。公立だからこそ小児・救急科などの不採算部門を守ることができるのではないか」と話した。【高谷均】
毎日新聞 2009年9月4日 地方版