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新型インフル死の40代、タミフル服用せず

9月4日3時2分配信 読売新聞

 新型インフルエンザに感染し、8月30日に死亡が確認された北海道・利尻島の40歳代の女性保健師が、医療機関から処方されていた抗ウイルス薬タミフルを服用していなかったことが、道の追跡調査でわかった。

 タミフルを使用しなかったため症状が悪化し、急性心不全を引き起こした可能性もあり、道は国立感染症研究所(東京)などに依頼して、採取したウイルスの病原性や変異の有無などについて詳しく調べる方針。

 道によると、保健師は先月29日午後4時頃に滞在先の稚内市内の医療機関でインフルエンザA型の感染が確認されたため、タミフルを処方された。その後、市内のホテルに宿泊したが、翌日昼過ぎに室内で死亡しているのがみつかった。部屋からは未使用のタミフルが発見されたという。

 道健康安全室では「タミフルの服用は、新型インフルエンザの早期治療に有効で、医療従事者でもある保健師がなぜ使用しなかったのかわからない」としている。保健師は、職場の定期健康診断で高血圧症と診断されており、同室では引き続き死因との関連性について調べている。

最終更新:9月4日3時2分

読売新聞

 

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