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民主党・鳩山代表の記者会見<全文>(4/9ページ)

2009年8月31日2時27分

 Q 閣僚や党役員の主要ポストは、ほかの閣僚人事に先行して決めていくということも伝えられているがそうした考えはあるか。

 A 一つの考え方としてあり得るのかなと思っておりました。たとえば外交日程などとのからみの中でそのようなことを考える必要があるのかなと思っていましたが、やはり、一部だけ決めるというのは他との兼ね合いも考えなければならないと思っておりますので、そのことに関しては私の念頭にはありません。

 すなわち、決めるときには首相指名後に一気に決めるのが閣僚名簿ではないか、閣僚人事ではないかと思っています。

 Q 脱官僚というのは、脱族議員と表裏一体と思うが、脱官僚というのはよく説明があるが、族議員が出てこないようにするスキームを教えて頂きたい。98年の民主党の基本政策は市場原理の貫徹と経済構造改革を行うと、それから規制改革の徹底というのがあるが、このところ一切なくなった。基本政策は一切違うものになったのか。今後の経済成長の道筋をお示し頂きたい。

 A まず脱官僚と言うこと自体も正確ではありません。脱官僚依存と言うふうに正確に言うべきだと思います。官僚に依存してしまっている現在の政治から、官僚に依存することをむしろ恥ずかしく思いながら、脱官僚依存の政治を作り出すと言うことを目的としたいと言うことで、若干の訂正を申し上げたい。

 脱族議員ということも、いわゆる政官業の癒着の体質に染まらない政治を作り上げていくということで、私どもとすれば当然の話であります。民主党が政権を取った暁には、いわゆるコンクリート行政によって利権というものをむさぼるような政治を行うつもりは一切ありません。このことはむしろ政治家の意識の問題だと思っておりますが、政治家のあり方として、これからの国と地域のあり方として、地域主権のあり方を考えて頂ければお分かりのように、決して利益誘導型の政治というものを我々は求めているわけではありません。それを排除する中で国民の声が聞こえる政治、国民の声を聞く政治に戻すことができると思っておりまして、表裏一体の話と考えておりますが、私どもは十分そのシナリオを作ることが出来ると考えています。

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