ワシントン(CNN) 米国のアフガニスタン軍事作戦に対する米国民の不支持率が過去最高の57%に達したことが、CNNとオピニオン・リサーチが共同実施した最新の世論調査で明らかになった。
調査は8月28日から31日にかけ、全米の成人1010人を対象に電話で実施し、結果を9月1日に発表した。
不支持率は57%と、4月に実施した同様の調査時より11ポイント増加し、米国がアフガン軍事作戦を開始した2001年末以降の調査で過去最高となった。一方、支持率は42%だった。
アフガン軍事作戦を支持しないのは、民主党支持者と無党派層が多くを占めた。特に、民主党支持者は約4分の3が、同作戦に反対している。逆に、共和党支持者の7割がアフガン軍事作戦を支持した。
また、この作戦で勝利するだろうと考えている割合は約6割に達し、「負け戦」だと考えている米国人は少なかった。しかし、現在の状況を「勝利」と考えている割合は35%にとどまり、これまで費やした代償に見合う勝利が得られるかどうかについては懐疑的な意見が多かった。
米国のアフガン軍事作戦では今年8月、過去最悪となる48人の米兵が死亡している。