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医師不足:県内病院の2割、診療制限 知多は35%、科別では産科4分の1 /愛知

 医師不足のため、診療制限を実施している県内の病院が約2割あることが、県医務国保課の調査で分かった。半田、常滑両市を含む知多半島医療圏で35%に達したほか、診療科別では産婦人科で4分の1が診療を制限しており、深刻な医師不足が浮き彫りになった。

 同課が県病院協会の協力を得て、県内の全332病院を対象に6月末時点での診療制限実施状況を調べた。制限の内容は▽診療科の全面休止▽入院診療の休止▽分娩対応の休止▽時間外救急患者の受け入れ制限▽診療日数の縮小▽初診患者の受け入れ制限--などで、全病院から回答があった。

 「何らかの診療制限を実施している」と回答したのは前年より2多い69病院で、全体の20・8%。医療圏別では知多半島(5市5町)が最も高く、東三河南部(豊橋市や豊川市、蒲郡市など4市1町)26・3%、尾張北部(春日井市や犬山市、小牧市など5市2町)25%と続いた。

 特に影響の大きい「診療科の全面休止」を実施している病院は県全体で17あり、「入院診療の休止」は15病院、「分娩対応の休止」10病院。それぞれ前年とほとんど変わっていなかった。診療科別では産婦人科が24・6%で制限を実施し、その他は小児科12%、精神科11・9%、内科9・7%などだった。【月足寛樹】

毎日新聞 2009年9月3日 地方版

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