2008年03月27日

安曇野の女性殺害:論告、無期懲役を求刑−−地裁松本支部 /長野

 ◇検察側「冷酷非道」
 安曇野市の県営アパートで07年7月、無職の(当時87歳)を石で殴って殺害し、現金などを奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われた住所不定、無職、徳田治被告(47)の論告求刑公判が25日、地裁松本支部(荒川英明裁判長)であった。検察側は「冷酷非道な犯行で、遊興費を得るためという動機に酌量の余地はない」などとして、無期懲役を求刑した。

 起訴状や論告などによると、徳田被告は07年7月17日未明、同市豊科南穂高の丸山さん方に侵入。石で丸山さんの頭を殴って殺害し、現金約5万円の入った財布を奪ったとされる。また徳田被告は、現場近くの居酒屋やアパートでも窃盗事件を起こしたほか、逃走先の仙台市でもアパートに侵入し、現金約1万円を奪うなどしたとされる。

 動機について、検察側は「被告は消費者金融に借金が215万円あり、金をパチンコなどに使っていた。事件当時も、金をすべてパチンコに使った後、凶行に及んだ」と指摘。弁護側は事実関係を争っておらず、情状酌量を求め結審した。【光田宗義】

毎日新聞 2008年3月26日 地方版

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殺人事件 | 中部地方

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