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柏崎原発で重機から出火
31日午前9時ごろ、東京電力柏崎刈羽原発の放水口付近で作業中の地盤改良機から出火、協力企業の作業員が消火器で消し止めた。柏崎市消防本部が約30分後に鎮火を確認した。外部への放射能の影響はないとしている。けが人はない。同原発での火災は中越沖地震後10件目。
東電は起動試験中の6号機で同日午後に予定する発電作業について、「今回の火災と直接関係はない」として予定通り実施するとした。
東電によると、現場は屋外で1〜4号機のある荒浜側。作業員が復旧工事のため地盤改良機を操作した際にエンジンなどがある後部から火が出ているのを確認した。作業員が東電に連絡、東電が市消防本部に通報した。東電や消防で詳しい出火原因を調べる。
同原発では、地震後の復旧作業中に火災が多発。3月に発生した1号機の火災では、市消防本部が火気や危険物作業の禁止命令を出した。9件目となった4月の予備品倉庫の空調機の火災では、東電は設備総点検を実施、防火体制の見直しなど改善策を県などに提出した。
新潟日報2009年8月31日
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