東京電力柏崎刈羽原発は31日、構内の屋外で、作業中の建設機械から出火するぼや火災があったと発表した。中越沖地震以降、同原発で火災が起きたのは10件目。柏崎市消防本部は同日、再発防止に加え、車両や工事機械の点検を徹底するよう、同原発に指導した。
東電によると、31日午前9時ごろ、1~4号機の排水を海に流す放水路の補修工事現場で、掘削機を約2メートル移動させたところ、エンジンから煙や炎が上がっているのを作業員が見つけた。直ちに消火器で消し止め、約30分後に消防隊が鎮火を確認した。東電や消防が原因を調べている。【五十嵐和大】
毎日新聞 2009年9月1日 地方版