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裁判員裁判:性犯罪事件に要望 被害者プライバシー保護、地裁が配慮内容説明 /青森

 来月開かれる性犯罪事件の裁判員裁判に向け、女性を支援するNPO法人「ウィメンズネット青森」(青森市)が被害者への配慮を求めていたのを受け、青森地裁は27日までに、裁判員の選任手続き時などの配慮内容を口頭でNPO法人に説明した。

 NPO法人によると、「被害者のプライバシーを守るように」との要望に対し、地裁は選任手続き時の配慮として▽被害者の個人情報は性別、住居地域、年代にとどめる▽メモをとらず、口外はしないよう要請する--などと回答。「2次被害の配慮をしてほしい」との要望には▽証人や被害者の意見陳述の際はパネルやビデオリンク、家族の付き添いなどを検討する▽法廷などでは名前を伏せる--などの考えを示したという。

 一方、「先入観を払しょくするための配慮として、研修などの機会を設けてほしい」とする要望には、「裁判員に対し事前に教育や指導はできない」とし、討議の場で偏見や先入観を排除する努力をすると説明するにとどまったという。

 NPO法人は「公正な判断をするため、予備知識を身につける研修をしてほしかった。法廷でプライバシーがどう守られるか見たい」とコメントした。【山本佳孝】

毎日新聞 2009年8月28日 地方版

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