自らの「力」を自覚し、それを意図的に使おうという匿名のパラノイアが生まれたことで、2ちゃんねるの歴史は最終段階に来ている。
匿名掲示板は、サロンであった時代を終えた。無論、世論の鏡として機能していた段階も離れた。で、どうやら一種のアジビラかステ看板みたいなものに変貌しつつある。この動きは、たぶんもう元には戻らない。
道端のステ看に振り返る人はもうあまりいない。
まとめて燃やしてくれるなら、祭りの盛り上げくらいには使えるかもしれないが。
(文・イラスト/小田嶋 隆)
『人生2割がちょうどいい』発売中!
祭りを楽しむ、それも人生。
分かっていれば面白い。
「オカ、大丈夫か……!?」
「オダジマ、終わったな……。」
停学、父破産、就職、転職、失業、起業、結婚、離婚、子育て、アル中、禁煙、……。
クラスメートだった名CMプランナーと名コラムニストはそれぞれの『人生の諸問題』にどう対処したのか、あるいは対処できなかったのか。
一生懸命になるな。無駄な努力は、かえって危険。
不運だってネタにしてしまえば乗り越えられる。
いろいろあるけど、「人生2割」でやっていければちょうどいい。
凹みがちなこの時代に贈る
「頭のいいひと同士の、とってもおバカな、でも本当のお話」。
書籍であらためてご堪能あれ!
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なお、連載はこちらで進行中。警句のあとにぜひどうぞ。