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(8/31)世襲候補、民主・自民で明暗 女性議員初の1割超え

 世襲候補の当落は民主、自民両党で明暗が分かれた。小選挙区、比例代表全体で160人いた世襲候補のうち当選したのは92人。民主党は34人中、全員が議席を獲得し、自民党は107人中、当選は53人にとどまった。

 自民党では小泉純一郎元首相の次男の進次郎氏(神奈川11区)が議席を維持したが、臼井日出男元法相の長男の正一氏(千葉1区)は落選。党公認が得られず無所属で出馬した津島雄二元厚相の長男の淳氏(青森1区)も及ばなかった。民主党の山岡賢次国会対策委員長の三男の達丸氏は直接の地盤の継承はないものの、比例代表北海道ブロックで初当選した。

 女性は54人が当選し、前回2005年衆院選の43人を上回り、過去最多を更新した。全衆院議員の女性比率は11%で、初めて1割を超えた。

 政党別では、民主党が40人。小沢一郎代表代行が各地の小選挙区で女性候補を発掘し、自民党候補にぶつけた戦略が奏功した。東京10区で小池百合子元防衛相の対抗馬となった江端貴子氏、長崎2区で久間章生元防衛相と争った福田衣里子氏ら小選挙区で21人が勝利。

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