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食のココロ

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先日、知人と話をしていたら、「みつまめってパワーフードらしいよ〜」という話題になった。
「パワーフードって何?」ときくと、「うーん、力の出る食べ物かな?」と、そのまんまの回答。「みつまめは、豆とか、生命の源が入っているから、心身に力をもたらしてくれる」のだとか。私もみつまめが大好きなので、みつまめを食べてパワーが出るなら、毎日でも食べたいのだが…。そんなに身体とココロに効くのか!?

パワーフードとは?

気になって、「パワーフード」とは何なのか、調べてみた。
しかしこれが、やたらと広い意味で使われている言葉のようなのだ。

1:その人の好みの食べ物、食べると元気になるもの。例えばキムチが好きなら、キムチがパワーフード。
2:登山家が山を登る時に摂取するような、ハイカロリーの食品。
3:スポーツ選手が、試合前にとる、実力を発揮するための食事。肉のメニューである場合が多いらしい。
4:長期保存が出来る、特殊な食品のこと。
5:旬の食材、その季節に合うように体調を整えてくれるもの。
6:その土地でとれた、土地の力を持った料理。
7:ココロと身体に効くとされる、ある種の食材。生命の素となるものが多い。

こんな感じなのだが…。
みつまめは、「7」にカテゴライズされるのだろう。
そこで、おもに「7」周辺の食材とは何か、さらに調べてみると、

・豆全般。大豆、ヒヨコ豆、レンズ豆、小豆、黒豆、落花生、ソラマメ、エンドウ、絹さやなども。要するに、命の源である、種子。
だから米も、あんこも、もやしも、コーヒーもパワーフード。
・根菜。蓮根・大根・ジャガイモなど、大地のエネルギーをたくわえているもの。
・貝類、カキやアサリなど。海のパワーがぎゅっと詰まっているらしい。

……あんこもコーヒーもジャガイモもカキも、パワーフードで健康にいい、って言われてしまうと、ダイエット本にはあまり無い発想なので、新鮮に感じてしまう。

まずは、ざっくりと作ってみよう

そうだ、これらを組み合わせて使って、パワーフードおかずを作ろう! と思って、スーパーまで走った。そこらへんで買えてしまうのが、心強いところだ。

まずは、アサリともやしの炒めもの。

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もやしを炒めて、アサリを入れ、口が開いたら出来上がり。超簡単。風味づけは、ショウガ、ニンニク、酒、醤油で。

今度は、きぬさやとじゃがいもの炒めもの。

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切ったら、炒めるだけ。超簡単。味付けは塩、コショウで。
きぬさやとじゃがいもは、味噌汁にしてもいいかも。

ついでに十穀米を炊く。よく考えたら、十穀米って種子入りまくってるから、めっちゃパワーフードでは!? 生命の源、入りまくり。

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食べてみたのだが、パワーは…。
ま、ぶっちゃけ即効性はない。しかし、「多分身体にいいもの食べた!」と思うと、気持ちは良かった。

しかし…やはりパワーフードって何なんだ!?

後日、「みつまめ」のことを教えてくれた知人に、パワーフードメニューを作って食べたよ、と言うと、
「そうなんだ、でも種子や根菜、貝以外にも、パワーフードってあるみたいだよ〜、噂に聞いただけだけど…」と教えてくれた。
ええ?
彼女が言うには、「お寿司のガリ、プリン、白桃」もいいらしい、そうだ…。
ショウガは根菜だからいいとして、プリンは…卵=生命の源だから? 
白桃はなぜに!?
パワーフードって、何か、占いとか、風水とか、そういったものの類なんだろうか? 
正しい定義が分からない。調べてもデータがない。混乱中だ。

パワーフードって、一体何なんだ!?
くやしい。調査を続行したいと思う……!!
(とりあえず、豆や根菜や貝は、普通に身体にいいと思う…)。


大塚 幸代

大塚 幸代(おおつかゆきよ)
ライター。雑誌『クイック・ジャパン』編集部に在籍後、フリーとしてネット・雑誌を中心に執筆。現在「東京女子プロジェクト」に参加中。
> 個人サイト 日々の凧あげ通信


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