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準強姦罪:知的障害女性暴行の元施設職員に7年の実刑判決

 神奈川県厚木市の社会福祉法人「紅梅会」が運営するグループホームに入所していた知的障害のある20代女性への準強姦(ごうかん)罪に問われた同ホーム元当直員、加茂昭雄被告(68)=同県海老名市国分北4=に対し、横浜地裁小田原支部は24日、求刑通り懲役7年を言い渡した。山田和則裁判長は「卑劣極まりない動機で、酌量の余地はみじんもない」と理由を述べた。

 判決は「施設職員の立場を利用して、性欲を満たすため犯行に及んだ。(起訴内容を含め)約30回も性的暴行を加えたと自認しており常習的な犯行であるのは明らか。施設職員らへの信用を失墜させる」と指摘。また、「言ったら夜殺しに行くぞ」などと女性に口止めを図っていたことも認めた。

 加茂被告は公判で起訴内容を認め「深くおわび申し上げる」と被害者側に謝罪。被害女性以外の施設利用者にもわいせつ行為をしたことも認めていた。

 判決などによると、加茂被告は08年4~6月に計3回、ホーム勤務時に世話をしていた女性に知的障害があり抵抗できないことにつけ込み、厚木市内のホテルなどで性的暴行を加えた。【山衛守剛】

毎日新聞 2009年8月24日 10時39分(最終更新 8月24日 11時23分)

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