東京

　かつての勤務先のホテルから現金１２万円を奪ったとして蔵前署は２６日、住所不定、無職、永井悦郎容疑者（５９）を強盗容疑で逮捕した。蔵前署によると、容疑を認め「金に困ってやった。奪った金はパチンコに使った」と供述しているという。

　逮捕容疑は、今年５月１３日午前８時１５分ごろ、台東区西浅草２のホテル「ＷＩＬＬ　ＣＩＴＹ浅草」の事務所に押し入り、アルバイト従業員の女性（３４）の左腕をつかみ「金を出せ」と脅し、レジから現金約１２万円を奪ったとしている。

　蔵前署によると、永井容疑者は逃げる際に顔に巻いていたタオルを落とし、付着物のＤＮＡ型が永井容疑者と一致したという。永井容疑者は０７年１０月にホテルで働き始めたが、１カ月で来なくなったという。【古関俊樹】

〔都内版〕