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【海外事件簿】ロシアを悩ますアルコール禍 殺人者の8割は泥酔者 (3/4ページ)
このニュースのトピックス:ロシア・CIS
ロシア東部、ウドムルト共和国の首都イジェフスクでは、7月11日、生後間もない男の子の赤ちゃんが亡くなった。母親が抱きかかえようとした際に、赤ちゃんを誤って下に落としてしまったからだ。しかし、母親は赤ちゃんが鼻と耳から出血しているのを気付かず、そのまま昼寝してしまった。
赤ちゃんの異常に気付き、医者を呼んだときにはすでに時遅し。赤ちゃんは脳挫傷で死んでいた。
母親は朝から酒を飲み、昼間から、酩酊(めいてい)状態だった。アルコール依存症にかかり生活は乱れきっており、赤ちゃんは約10日間、一度も身体を洗われたことはなかった。亡くなったときも、長時間、ミルクすら与えられていなかった。
ロシア政府当局は、「殺人者の80%は犯行当時、泥酔状態である」という調査報告書を作成している。アルコールは子供を養う親の感覚さえまひさせる恐ろしい液体にもなりうる。
シベリア地方の小さな村では、生後4カ月の赤ちゃんが母乳を飲んだ直後に死亡。今年5月、母親が子供を死なせた罪で、懲役1年(執行猶予3年)の判決を受けた。
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