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Shadow Shogun


選挙報道では、日本のメディアより海外メディアのほうがはるかに的確なコメントをしていた。彼らが注目しているのは、もう明白な選挙の結果よりその後の人事だ。特に100人以上の「小沢チルドレン」が当選して、かつての田中派のような「党中党」になりそうな小沢グループの動向が焦点だ。1993年の細川政権のときの小沢一郎氏の政策は高く評価されているが、彼が幹事長になると「二重権力」になって政策決定が不透明になるので重要閣僚として処遇すべきだ、とForeign Policyはアドバイスしている。

私は宮沢政権末期に、田中派の事務総長だった小沢氏にインタビューしたことがあるが、そのころの彼は輝いていた。その後の16年間、不幸なことに彼を超える政治家はあらわれなかった。今の民主党のバラマキ福祉路線は、彼の本音ではないだろう。あのときの理想に立ち返り、全部リセットしてはどうだろうか。どうせ誰もあのマニフェストが実現できるとは思っていないし、政権交代は約束を破ることなのだから。

今夜はライブドアのネットラジオでdankogaiと一緒に開票速報にコメントすることになった。日本政治の「失われた15年」を取り戻すにはどうすればいいか、twitter中継もまじえて議論したい。
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コメント
 
 
 
小沢さんが閣僚に入るのは来年の参院選以降でしょう ()
2009-08-30 09:12:44
ご本人は、明日から参院選の準備をはじめるしょう。小沢チルドレンの最初の仕事は参院選のお手伝いになると思いますよ。
世間では、参院で過半数をとらなければ社民党に振り回されるからだ、と見ている人が多いと思います。しかし、それだけではありません。民主党の地方組織を強固にするには参院選挙区の大多数で議員を選出する必要があるのです。私がもっとも恐れていることですが、、、

小沢さんが内閣に注文をつけるとすれば、戸別所得補償の実施と日米FTAの締結だけでしょうね。どちらも来年の参院選で効いてきますから。
日本の農政が、農業土木中心から農産物中心に移行することは望ましいことですが、自民党にとって辛いことにもなります。しかし10年後の再建を目指すのであれば受け入れるしかない。
 
 
 
20年以上にわたって私たちを裏切り続けた小沢一郎 (ひろ”ゆ”き)
2009-08-30 10:34:48

1987年発足した竹下政権で小沢一郎氏は官房副長官として入閣した。
その頃、”実質”官房長官と言われ将来の総理大臣の座が約束されたようなものであった。
実際、彼が総理となりうる局面があった。

その後、アメリカとの日米構造協議をまとめ、1993年『日本改造計画』を上梓し、宮沢政権崩壊と細川非自民連立政権成立へと導いた。その後の彼の迷走ぶりには多くの人々が裏切られた、との思いを持ったのではないか。


小沢氏が将来の首相候補と目されてから早、20年。
たとえば、『日本改造計画』の”普通の国”というコンセプトは今日の、米・中・露・印などの国際政治・経済の主要なプレーヤーたちとの闘いで必要となるだろう。


民主党は今日の選挙で政権を獲れば4年間はそれを保持し続けると言う。
で、あれば、100人以上の「小沢チルドレン」が当選という今、小沢氏はこれまで裏切り続けてきたことを、社会システムの是正と改革と私たちの幸福に資する政策の実行で是非とも贖って頂きたい。
 
 
 
 
楽しみです (秦智紀)
2009-08-30 10:57:45
ライブドア繋がりですかね、ニコニコ生放送ではホリエモンが出演するみたいです。
今夜のラジオは、楽しみですね。
Twitter中継なんて粋なものが出来るのはネットならではですね。
 
 
 
Unknown (pk-uzawanian)
2009-08-30 11:53:48
この3年間のマスメディアによる自民党首相叩き・つぶしは本当に酷いものだった。
小泉時代の左翼言論人の集団ヒステリーも凄いものだったが、日本の言論界マスメディア界というのは、骨の髄まで左翼だと再確認した。
こういう国で、二大政党制や小選挙区制が成り立つのか本当に疑問を感じる。
戦前と同じように、日本は再び左翼によって国の進路を誤ろうとしているのではないだろうか?
 
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